自分に合った癒しグッズの見つけ方 2003.12

巷には驚くほどたくさんの癒しグッズがあふれています。しかし、全ての人に合うというものは無いと言って良いでしょう。現に、健康に良いという磁気ブレスレットを他人からもらって身に付けて以来、体調が悪くなった人はたくさんいますし、親類の者の形見を使用する度に疲労を感ずる人もいます。そこで、今回は自分が本当にパワフルになれる癒しグッズの選び方を紹介します。
そもそもグッズで癒される時には、私たちの体の細胞は活発化します。すなわち、血管が柔軟になり、血液流量が増加する結果、筋力が増します。それを確認するには、両手を下げて両脇につけ、真っ直ぐに立ちます。次に、片方の手のひらに調べようとするグッズを軽く握り、もう一方の手の甲を上向きにして、真横に水平に伸ばし、誰かに自分の手首付近を、手で上から押し下げてもらいます。その時の水平維持力が、グッズを持っていなかった時の水平維持力よりも強ければ、癒し効果があると判断できます。
また、癒し効果があれば、大量の空気が吸えます。しかし、たくさん吸えたかどうかは判定が微妙ですので、それよりも、一度思い切り空気を吸い込み、どれだけ長く吐き続けられるか、時間の長さで癒し度を判定します。
グッズが貴方に合わなければ、上記の記載と全く反対の結果になります。
しかし、ここで非常に重大な注意点があります。あくまでも、グッズを持っていない貴方のパワーレベルが基準です。貴方の基準値を低下させるようなマイナスエネルギーは当然筋力を弱め、肺活量も低下させるでしょう。ところが、貴方の基準値よりもはるかに強大なパワーを有するグッズを身に付けた場合、どうなるでしょうか?過ぎたるは及ばざるが如しで、筋力も肺活量も低下します。他人には効果があるが、自分にはマイナスに働くという理由の一つがここにあります。
ある時、高価なトルマリンのブレスレットを購入した方がいて、筋力テストをしたら、弱くなったので、泣く泣く他人にあげてしまった方がいましたが、もったいない話です。その日、その時、貴方は疲れていて、たまたまパワーダウンしていたところで強力なトルマリンのテストをしたために、筋力が低下したのです。日時を変えて、再度テストをすれば、プラスに転ずる可能性はあるのです。
自分に合わないグッズを、どうしても早く身に付けたいという方は、私たちにご相談ください。それでは、来年も元気でお逢いしましょう。

かぜの常識が変わった 2003.11

日本呼吸器学会がかぜの診療指針「成人気道感染症診療の基本的考え方」を作成しました。
日本のかぜ治療には問題が指摘されていました。病院に行くと、患者の半数以上に抗生物質が処方されます。ところが、抗生物質は原因の九割を占めるウイルス感染には効かないということなのです。抗生物質の乱用は耐性菌の増加を招き、院内感染にもつながっていると指摘されています。

「かぜの常識」(成人気道感染症診療の基本的考え方)より

  1. 自然に治るもので、かぜ薬で治るのではない。
  2. 普通は3〜7日で治るが、14日程度かかる場合も。
  3. ほとんどがウイルス感染。ただし、インフルエンザを除いて、有効な抗ウイルス薬は存在しない。
  4. 抗菌薬(抗生物質)はかぜに直接効くものではない。
  5. 抗菌約を乱用すると、下痢やアレルギーの副作用や薬が効かない耐性菌を生み出す危険がある。
  6. かぜ薬は、症状の緩和が目的の対症療法にすぎない。
  7. 多くのかぜ薬、特に総合感冒薬は、連用すると発疹や発熱、胃腸障害など副作用の危険がある。
  8. 発熱は体がウイルスと戦っている免疫反応で、ウイルスが増殖しにくい環境を作っている。
  9. 解熱・鎮痛薬は、症状が激しい場合にのみ頓服として使う。アセトアミノフェンなど作用が穏やかな薬が推奨される。
  10. 十分な食事が取れない時や消化性潰瘍がある人、アスピリン喘息、腎不全の人はアスピリン、イブプロフェン、ナプロキセンなどの解熱・鎮痛薬は飲んではいけない。
  11. 症状の持続(4日以上)や悪化が見られる時は医師の診断が必要。
  12. 予防にはうがい、手洗いが有効。うがいには殺菌効果があるポビドンヨード(イソジン)が望ましい。
  13. 発症時、特に発熱時に最もウイルスをうつしやすい。

かぜの対処の仕方

熱が38度以下で、のどの痛みやせきが軽い時は、普通のかぜと思われますので、自宅で安静にすることが必要です。三、四日間は病院へ行ったり、薬を飲んだりする必要はないとのこと。熱が39度以上で、鼻汁が黄色、のどの激しい痛みやせきが激しいときは、インフルエンザか細菌感染の疑いがありますので医療機関にかかる必要があります。今回の指針は、医学会としては画期的な指針のように思われますが、我々自然派にとっては「もう少し」というところです。これから、かぜがはやると思いますので、自然流の予防と治療法をご紹介します。

予防法

  1. うがいのポイント
    私は、ここ十二年間かぜをひいて寝込んだことがありません。ということは、私の方法は良いのかもしれません。まず、のどの調子には常に気を使うことです。何かひっかかるような、痛いような異常を感じたら、コップ半分の水にハーブの一種であるユーカリのエッセンスを一滴たらし、よく混ぜてから一含みし、「ガラガラ」を30回以上行います。息が続かなかったら途中で一呼吸しても大丈夫。全部で三含みはできますから、合計90回以上はできるでしょう。このガラガラの回数がポイントなのです。この方法で流感の最盛期でも乗り切ることができます。
  2. 鼻うがい
    もし、うがいで効果がなくても、がっかりしないでください。「鼻うがい」という手があります。
    ぬるま湯の入った味噌汁用くらいの大きさの食器に天然塩(精製塩でないもの)を溶かし、なめたら「少し塩味がするな」という程度の濃度が良いのですが、それを片方の鼻孔から吸い込み、口から吐き出します。同じく、もう一方の鼻孔でも行います。もちろん、片方の鼻孔から吸い込む時は、もう一方の鼻孔は、空いている方の手指で閉じないとだめです。また、水面に鼻孔をしっかり浸すようにすることが重要です。隙間をつくって、そこから空気を巻き込んだり、冷水を使用すると鼻が「つ〜ん」と痛くなりますから注意。この方法は長寿の秘訣と言われていますので、かぜをひいてなくとも練習して損はありません。
  3. こりをとる
    かぜのひきはじめは、首、肩、腕、ふくらはぎなど体のあちらこちらにこりがでます。これを早い時期にとってしまうと自律神経系のバランスが正常になります。TR整体をおすすめします。

「治療法」

  1. 陰性のかぜの治療
    運悪く、かぜをひいて熱をだしてしまったときは、どうしたらよいでしょうか?解熱剤を飲む?とんでもないことです。自然派でいくのなら、体温38度を境にして対処法を変えます。38度以下の熱の時は陰性のかぜです。陰のかぜは体の冷えを伴いますので、頭部を冷やしたり、解熱剤の服用は厳禁です。自然治癒力を高めるためには、陰のかぜに対しては陽性の食品を取って、陰陽をバランスさせることが重要です。陽性食品としては、おろし生姜、ごぼう、にんじん、自然塩、醤油、みそ、梅干などがあります。梅干におろし生姜を加え、番茶を注いだ「梅干番茶」は伝統的に有名です。
  2. 陽性のかぜの治療
    38度以上の熱のある時は、今度こそは解熱剤?いえいえ、こんな時でも解熱剤は飲まないほうが回復は早いようです。38度以上のかぜは陽性で、体が要求して高熱がでるのです。高熱情況下では免疫細胞が活発化して、ウイルスを絶滅し易い環境にするためと考えられています。ここで、熱を下げたらウイルスの思うつぼです。
    また、こんな時、食欲がない場合が多く、食べない方が良いようです。高熱が続くと、体力が落ちて回復が遅れるものと心配し、つい肉や魚(陽性食品)を食べてしまいますが、逆に回復が遅れるというのが自然派の体験的常識となっているのです。
    もし、食欲があるのなら、陽性のかぜには陰性の食品が必要です。大根、白菜、しいたけ、ねぎなどの野菜スープは最高で、さらに海藻や豆腐を加えて「水炊き」にしても結構です。
    その後は、フトンをたくさん掛けて、どんどん発汗させれば、すぐ熱は下がります。しかし、くれぐれも着替えを忘れませんように。

自然流に治すことは、後々、免疫力が向上するというおまけが付きますので、ぜひ試してみましょう。

やっかいで困った癖 2003.10

無くて七癖有って四十八癖」ということわざがあるように、誰しもが癖は持っているものです。しかし、子供が手洗いで何時間も手を洗っていれば、本人も辛いし、見ている家族も辛い。これは、医学的には脅迫性障害という病気なのだそうです。アメリカでは40人に1人がかかり、500万人以上いると推定されています』
強迫性障害は強迫観念と脅迫行為という二つの症状をもっています。強迫観念は、追い払っても追い払っても消えない、不安な考えやイメージで、行動は伴いません。脅迫行為というのは、強迫観念が引き起こす恐怖や不安を取り除こうとするもので、馬鹿らしいと思いながらも同じ行動を繰り返さずにはいられないという症状です。たとえば、何度も何度も手を洗わずにはいられない、なんでも整理整頓せずにはいられない、ドアに鍵が掛かっているか何度も確認する、数を数えないといられないというようなことです。
そこで、皆さんの癖が健全なのか、病的なのか自分で評価してみましょう。

[はい]または[いいえ]で答えてください。

  1. 動物や汚れたものに近づきすぎたと思ったとき、手を洗いますか?
  2. テーブルクロスや敷物がきちんとしていないと思ったとき、敷きなおしますか?
  3. ある言葉とかイメージが頭から離れず、ほかのことが手につかない日がありますか?
  4. 言った言葉を(自分の頭の中だけでも)何度も繰り返してやめられないことがありますか?
  5. すでに終わった仕事のことを一日に何度も考えることがありますか?
  6. 何かをしているとき、数を数えずにはいられないことがありますか?
  7. パートナーがあなたに知られたくないことをしているのではないかと、気になってならないことがありますか?
  8. ある数まで数えないと、すませられない仕事がありますか?
  9. 自分を傷つけたいとか、自殺したいと考えている自分に気づいて、意識して打ち消そうとすることがありますか?
  10. 1日のうちに、ある言葉や絵、文章が何度も何度も浮かんでくることがありますか?
  11. バスやタクシーなど、公共の場所の座席がきれいか、座る前に確認しますか?
  12. 自分ではやめようと思うのに、すでに言ったことを声に出して繰り返さずにはいられないことがありますか?
  13. 家を出るとき、すべてがきちんとしているか、必ず確かめずにはいられませんか?
  14. 服を着るとき、どうやって着るかを頭の中で考えますか?
  15. 理由も無いのに、何かを数えていることがありますか?
  16. 自分を傷つけたいとか、自殺したいという考えが頭を離れず、他のことが何も考えられない日がありますか?
  17. 新聞を読んだ後、手を洗いますか?
  18. 物を使う前後に、何度かそれに触れているのに気づいたことがありますか?
  19. 電気製品のスイッチに何度か触れて、やめようと思うのに回数を数えていることがありますか?
  20. 本や雑誌の端が折れていないか確かめて、折れているとすぐになおしますか?
  21. 新聞を読んだ後、もとどおりにたたみなおしますか?
  22. 自分が病気になるのではないか、目が見えなくなるのではないか、精神異常になるのではないかと、常に思いますか?
  23. 一日中、誰かを傷つけるか殺すのではないかということばかり考えていることがありますか?
  24. 床についてから、電気製品がついていないか起きて確認しますか?
  25. 回数を数えながら電気製品のスイッチに触れるために、毎日の生活がしにくくなっていることがありますか?
  26. 誰も触っていなくても、デスクや戸棚などのものを並べなおしますか?
  27. 手紙を投函する直前に、差出人の住所を確認しますか?

評価の仕方

A 3・4・5・6・7・8・9・10・13・14・15・16・22・23は強迫観念です。このうち、はいと答えた数を数えてください。はいの数が一つか二つなら、病的な強迫観念とはいえないでしょう。三から六までなら、かなり強迫観念があるといえます。七から十四までなら、病的な強迫観念です。

B 1・2・11・12・17・18・19・20・21・24・25・26・27は強迫行為です。このうち、はいと答えた数を答えてください。はいの数が一つから三つまでなら、強迫行為が病的なほどあるとはいえないでしょう。四から七までなら、かなり病的といえます。八から十三までなら、強迫行為ははっきり病的です。

(文献)『BRAIN LOCK』Jeffrey・M・Schwartz
日本語訳『不安でたまらない人達へ』吉田利子 (草思社)

増加一方の高血圧患者

高血圧患者は年々増加してきており、今や国民四人に一人の三千万人と言われています。心臓病や脳卒中の原因となりうるだけに、誰もがある程度の知識を持っている必要があります。』従来、ガンの発症原因について「タバコ、化学物質、紫外線、添加物、遺伝的要素など、さまざまな要因が複雑にからみあっており、ストレスなどもガン発症原因に数えられます」と、たくさんある発ガン要因の一つに、ストレスは添え物のように言われてきたにすぎません。

高血圧とは

血圧は、血管内にかかる圧力のことですが、動脈血圧、静脈血圧および毛細管血圧があり、普通血圧と言った場合、動脈血圧のことをさします。心臓が収縮して動脈に血液を送り出す時にかかる血管の圧力を「最大血圧」(上の血圧)、逆に、心臓が拡張した時の圧力を「最小血圧」(下の血圧)と言います。高血圧について、世界保健機構で決められた基準は「最大血圧が140以上、最小血圧が90以上」となっており、その値のどちらか一方でも超えている場合を「高血圧症」と定義しています。

高血圧の種類

高血圧の90%は本態性高血圧といって、原因がよくわかっていません。ただ、年令とともに血圧は徐々に上がる傾向にあることはわかっています。残りの10%は二次性高血圧といって、血圧の上がる原因の病気がある場合で、腎性、内分泌性、神経性、心臓血管性などの病気が原因と考えられています。

高血圧の自覚症状

高血圧になると、初期のうちは顔がほてるような感覚に見舞われますが、次第に、肩こり、首凝り、めまい、頭痛、視力低下、息切れ、むくみなどの自覚症状があらわれてきます。

高血圧の要因

要因としては「遺伝」の影響がありますが、それよりも生活習慣因子の方がはるかに強く働きます。その点「遺伝だから仕方がない」といってあきらめる必要はありません。生活習慣因子としては様々な要因が挙げられており、塩分の摂りすぎ、多量の飲酒、タバコの吸いすぎ、肥満などの他に、なんといっても大きな要因はストレスです。

本当に高血圧なのか?

私達が高血圧症を改善するまえに、もう一度確認しなければならないのは「本当に高血圧なのか」ということです。なぜかと言えば、血圧は一定値でなく、測定する条件によってかなり異なるということです。血圧は年令によって変化するのは自明のことですが、一日の内でも変化し、就寝中が最も低く、朝、起床してから徐々に上がり、午後2〜3時頃でピークになり、夕方には下がってきます。また、気候条件や食事の内容、排泄、運動量によっても異なり、特に感情の高まりによって、かなり変動します。それでは、自分の本当の血圧値を知りたいためには、どうしたらよいでしょうか。医療機関に行き、医師や看護師の前で血圧を測った時は、緊張のためか、血圧が大幅に上がることが多いという事実があります。医療機関で時々血圧を測るより、家庭で毎日決まった時間に測る方が、格段に精度が高いのです。従って、医療機関で高血圧であると言われても、家庭で測って正常範囲なら、治療の必要はありません。薬を飲むことが不要になったり、食事制限も緩和することができるかもしれません。

血圧を正確に測る

  1. 家庭で、できることなら起床時、朝食後、午後3時、就寝前の4回、毎日測ります。できない場合でも、朝晩一日二回、決まった時間に測り
  2. 手首式よりも上腕式の方が正確で、心臓と同じ高さに調整して測ります。
  3. 測定10分前は安静にします。私は測る直前まで深呼吸を続けています。

どうしても減塩しなければならないか

日本人にとって、みそ、醤油、漬物、梅干は欠くことのできない食材であって、減塩した材料で満足するためには限界があります。特に、自然塩は多くのミネラルを含み、私達にとって必要不可欠の食品です。食塩は体内で塩素とナトリウムに分解されますが、このナトリウムの血液中の濃度が増加すると血管壁に付着し、血液の流れが悪くなって血圧が上がります。ですから「食塩を減らす」というよりも「ナトリウムを減らす」ことを考えればよいわけです。そのための一方法として、ナトリウムを溶かして、尿として体外に排泄してくれるカリウムを多く含む食品である野菜、穀物、果物、海藻、豆類などを多く摂る努力が必要です。カリウムをどのくらい摂ればよいかというと、ナトリウムと同量とった場合には高血圧になる人はほとんどいなかったという研究結果が発表されています。

肥満の影響

肥満になるとレプチンというホルモンが蓄積し、これが血圧を上げ、さらに交感神経を刺激して血管を収縮させ、結果として血圧を上げます。また、膵臓から分泌されるインシュリンの働きを阻害し、降圧に有効な酸化窒素を減らしてしまうので、やはり血圧を上げてしまいます。

タバコの影響

タバコのニコチンは血管を収縮させますので、血圧を上げる方向に働きます。

ストレスの影響

ストレスが長期間続くと、交感神経が優位になり、アドレナリンが分泌されて、血管を収縮させ、血圧を上げます。

高血圧は薬で治るか

薬はあくまで症状をとるものであって、薬を止めれば、また元の症状に戻ります。高血圧が生活習慣の影響を強く受けているいじょう、薬は根本的な治療法にはならないと思われます。

賞賛したい勇気ある発言 2003.09

たとえどんな理論的裏づけがあるにしても、一般常識からかけ離れた言動は、頭をたたかれ、足を引っ張られることが通例となっていることが多いものです。特に、医学会においては、過去の多数の例が示すように、はなはだしいものです。従来、ガンの発症原因について「タバコ、化学物質、紫外線、添加物、遺伝的要素など、さまざまな要因が複雑にからみあっており、ストレスなどもガン発症原因に数えられます」と、たくさんある発ガン要因の一つに、ストレスは添え物のように言われてきたにすぎません。それに対して、新潟大学の安保(あぼ)教授は多くの学会や著書のなかで、次のように述べています。

タバコなど外因性の要因はガン全体の30%にすぎず、働きすぎ、心の悩み、薬の使いすぎなど、その人の生き方そのものに原因があると思われる要因は70%である」とストレスが主原因であることを言い切っています。

免疫学の最前線で活躍している医学部教授がこのように述べているということは、エスパワービル建設に多額の投資をし、ガンのみではなく、多くの病気の原因であるストレスを軽減することに努力してきた私共にとって、非常に重大な意味があります。特に、病気を自然に治癒していかねばならないという考えは、安保教授の中心的信念で、私共の「N式」に通ずるものです。著書のなかから、いくつかの衝撃的記述をご紹介します。

  • ガンは自然退縮するのが普通であり、奇跡ではない。
  • ガンになってからでも免疫力は復活する。
  • ガンの転移は治る前兆。
  • ガン検診は勧められない。
    理由一、検診の有効無効は半々である。
    理由二、検診の恐怖が発ガンを促す。
    理由三、自己検診のほうが大切である。
  • ガンを難治化させる元凶である「抗ガン剤治療」「放射線治療」「手術」は受けてはいけない。
  • 抗ガン剤は発ガン剤である。
  • 局所への放射線照射でも全身が障害を受ける。
  • 手術により、ガン細胞が散らばることもあり、術後の後遺症がつらい。

高齢社会は始まっている 2003.08

介護疲れの68才娘、90才母を殺し、自分も自殺』『外国人の犯罪、多発』『幼稚園の統廃合頻発』『医療費31兆円超す』・・・・・・・・

2002年度の65才以上の高齢者は2,363万人で、総人口に占める割合は18・5%となり、過去最高を更新しました。なお、2050年には35・7%に達すると予測されており、その時点で国民の三人に一人が65才以上となります。また、2002年度の15才以上の労働力人口は6679万人ですので、労働力人口2.8人で65才以上の高齢者を支えることになります。

しかも、労働力人口は年々減少の傾向にあり、2025年には労働力人口1.3人で65才以上の高齢者を支えるものと予測されています。このような高齢社会では、68才の娘が90才の母親を介護するケースは当然ありうるわけです。また、労働力人口の補充のため、外国人労働者は年々増加しており、彼ら向けの生活対応策を考慮しない限り、犯罪は多発する方向に進むでしょう。高齢社会の問題の一つは医療費の増大です。

2001年度は前年より3・2%増の31兆円を突破しました。国民一人当たりの医療費も前年度比2.9%増の246,100円で、過去最高となりました。年代別の医療費は、65才未満で152,500円、65才以上で603,200円となり、高齢者の伸びが全体を押し上げていることがわかります。一方、2002年の出生率は戦後最低で、前年度より17,000人少ないという結果になりました。初婚年齢が男29・1才、女27.4才というのは少子化の要因となっているでしょう。また、結婚後5〜14年間の出産で、二人以上が減少し、逆に〇〜一人が増加しているのも少子化の大きな要因で、幼稚園、小学校の統廃合や出版業界の不況を招く結果になったようです。

政府は欲しい人が産める社会へ転換する支援策強化の法案を今国会に提出しているそうです。高齢社会化、少子化、医療費増大などの傾向は、政府が予想しているより早いスピードで進展しており、介護施設の確保、介護保険財政、厚生年金制度、健康保険組合財政などの諸問題に影響を与えています。それでは、私達は今何をしたらよいのでしょうか? 行政の施策は時間がかかります。『最低限、自分のことは自分でできるように健康を維持すること。好ましくは、抗老化の方向に生活習慣を変えていく』しかないのではないでしょうか。そのためにも、心、体、環境を考慮した『本当の健康とは』にとりくむべきなのです。

見直したい自然治癒力の向上 2003.07

自然治癒力とは

SARS問題が鎮静化してきました。この原因は新型コロナウイルスであると言われていますが、未だに予防対策がありません。また、別の新しい型のウイルスが出現した場合、今回と同じような大騒動が繰り返されるかもしれません。しかし、ウイルスが体内に入れば必ず発症するとは限りません。SARSに関しても、マスクをすることが予防したわけではなく、人が本来持っている自然治癒力(ホメオスターシス)が強い者だけが、発症しなかったものと考えられます。自然治癒力という言葉について、知らない人が多いのは、過去、ある言葉の審議会において、医師会の故実力者がこの五文字を削除させたと言われており、義務教育の教科書でも長年見ることが出来なかったという事情の為なのでしょう。「人類は自然を支配できる」という趨勢の元では、仕方がなかったと言う経緯なのでしょうが、現在は自然力の偉大さが見直され、自然回帰の声も大きくなってきています。人体に関しても、同様の傾向があります。ここでは、「人が元の健康な状態に戻すさまざまな力であって、免疫力の強化はその一つ」と考えていただきたいと思っています。

免疫力の低下

免疫力と言うと感染症だけに関するものととらわれがちですが、生活習慣病や、突然死にも免疫力は大いに関与しています。すなわち、人が外敵をやっつける力であって、細菌やウイルスが体内に侵入してきた時、リンパ球の一種が自分以外の異物を見分けて、それを取り除こうとします。そして、このリンパ球の力を活性化するのが胸腺ホルモンです。活性化されたリンパ球は侵入者を消滅させ、身体を守ります。ところが、胸腺ホルモンは、20代を過ぎると徐々にその分泌量が減少し、40才では6分の1にまで減少します。また、我々は本来、活性酸素分解酵素を分泌しているのですが、40才を過ぎると酵素の分泌量が急激に減少します。以上の現象は私たちの免疫力を低下させるように働き、本来持っている自然治癒力を弱めてしまいます。

免疫力低下の兆候

免疫力の強さは医学的検査である程度分かりますが、検査費用は安くな く、しょっちゅう検査するというわけにはいきません。 免疫力が低下すると必ず兆候があらわれます。

  • 風邪にかかり易く、なかなか治らない。
  • 肩、首、背中、腰、上下肢などの痛み、こり、シビレが一晩寝てもとれない。
  • 口内炎、ポリープ、咳、痰、微熱などがある。
  • 腹の調子が悪い。
  • 酒が飲めなくなった。
などです。しかし、兆候の段階で病院の検査に行っても数値に出ないことがあります。検査値が異常でなければ何の手出しも出来ないのが現代医学です。一方、兆候段階で、必ずと言ってよいくらい数値に表れるのが、東洋医学的検査(気の測定)です。体の内部の異常は、体の外部のつぼ、経絡、反射帯などに反映しますので、逆に体の外部の施術によって体の内部を正常化する方法が東洋医学の特徴と言ってよいでしょう。「手前みそ」で恐縮ですが、兆候段階で整体を行い、自然治癒力を取り戻した人は数限りなくおられます。

免疫力のを高めるには

  1. バランスのとれた食事をする。
    肉や乳製品の多い食生活を改善し、免疫力を強化するミネラルやビタミンを多く含んだ食事を取り入れましょう。
  2. 免疫細胞は夜寝ているときに作られますので、睡眠不足を避けましょう。
  3. 運動はストレッチが重要です。当プラザの自彊術や太鼓教室をおすすめします。
  4. 過労、ストレスは、顆粒球を増加させ、多くの活性酸素を生じますので、ためないようにしましょう。また、活性酸素の除去にはSOD食品をおすすめします。

一般化しつつある気の言葉 2003.06

海外で行われた国際マラソン競技に出場直前の女子選手に、今の心境をアナウンサーが取材したところ「日本の皆さん、私に皆さんのパワーを送ってください」と言っていました。「パワー」を単なる「声援」と理解するのでしたら、従来のことと何も変わりばえはしません。しかし、パワーでも「気のパワー」を彼女が求めているのであれば、サポーターは、それなりの方法で気の発信をする必要があります。

「気のパワーは空間の障害を超越する」ということは既に判明しており、治療技術にも応用されています。このことを元電通大の佐々木教授は中国と日本の共同研究で科学的に証明しました。我々も、中国、韓国、米国に居る気の仲間に対して、時刻を知らせずに気を発信し、それを先方で感じ取った時刻を回答していただく実験を行いましたが、ほぼ満足する結果を得ました。

サッカーで、「ホーム」(本拠地での試合)は「アウェイ」(遠征試合)よりも有利であるということは常識となっているようですが、気の特性を考えれば、アウェイであっても選手一人一人をホームの時くらいにパワーアップさせることは可能なはずです。すなわち、空間を飛んだ気のパワーは「第六感」「虫の知らせ」「以心伝心」などの現象を惹起させる無意識領域と同じルートで各選手のセンサーに影響を及ぼし、「勝利のイメージ」を描かせ、身体運動に反映させる可能性があります。

そのために、各選手はセンサーを研くトレーニングを行う必要があります。心理学では「無意識の力は意識の力の二乗に比例する」と言われているのですから、試してみる価値はあると思います。また、最近TVやラジオで、芸能人、スポーツ選手、政治家などを評価するに当たって「あの人はオーラがでている」ということを当たり前のように話しています。十年前に「オーラ」と言っただけで、変な目で見られたものでした。「オーラ」を雰囲気として捉え、見えない「生体エネルギー」として理解するのであれば「スタミナ」「バイタリティ」位に考えているのでしょう。しかし、オーラは実際に見ることができます。

「生命の波動」として捉え、視覚化することによって、その人の健康状態や性格まで、ある程度推測できます。オーラは人のみでなく、土地建物、植物、鉱物、図形なども発しており、実際にオーラの見えた画家が、作品にオーラを描いていました。江戸時代には、山のオーラの出方で金山かどうかを見分けていました。また、生まれつきオーラの見えた子供に対して、両親は「そんなものが見えるなんて他人に言ってはいけません。異常と思われます」と我が子が世間から特別視されることを恐れていました。オーラは誰にでも見えることができるのですから、本物かどうかを見分けるのに非常に便利な手段といえるでしょう。

活性酸素分解酵素(SOD)食品の必要性 2003.05

「活性酸素」という言葉は、かなり有名になっていますが、問題点をもう一度整理してみましょう。活性酸素は反応に富んだ酸素で、私たちの体内に侵入してきた細菌、かび、ウィルスなどを殺菌し、私たちの体を守る働きがありますが、必要以上に作られると正常な細胞や組織を破壊して、さまざまな病気を引き起こす原因となります。また、活性酸素は細胞や器官の中にある脂質と反応して「過酸化脂質」という脂肪になります。

これは長期間、体の内部に存在し、血管壁に付着して動脈硬化を起こし、脳卒中や心筋梗塞の原因となります。また、過酸化脂質はアトピー性皮膚炎を起こしたり、白内障の原因にもなります。その他、活性酸素が関わる疾患はガン、狭心症、喘息、肝炎、肝硬変、痛風、糖尿病、腎炎、膠原病、胃潰瘍、しみ、しわなど病気の九〇%に関係しているといわれています。それでは、なぜ活性酸素が必要以上に発生するかというと、細菌、かび、ウィルスの侵入はもちろんのこと、化学物質(医薬品、加工食品、農薬、タバコ、排気ガスなど)の侵入、環境汚染、電気製品から発生する電磁波の影響、激しいスポーツ、放射線や紫外線の影響などによっても発生するからです。

さらに、最近特に注目されているのが、交感神経の緊張によるということです。精神的ストレスなどにより交感神経が緊張すると、白血球のうちで顆粒球が増加します。その顆粒球の寿命は二〜三日と非常に短く、役目を終って消滅すると同時に活性酸素を放出します。以上のように、活性酸素はさまざまなルートで産生されますが、全体の比率では、顆粒球から放出されるものが七〜八割を占めていると言われています。

若い時は、活性酸素が体内で作られても、体内の酵素による抗酸化力が働いて、増えすぎることはありません。しかし、生活習慣や生活環境の変化により体内で活性酸素が異常に産生された場合には、酵素のみでは抑えきれず、さらに四〇才を過ぎると分泌される酵素の量が減少することもあって、活性酸素は体内に増大してしまうことになります。そこで、どうしても活性酸素分解酵素(SOD)を含む食品(抗酸化物質)を外から補う必要が生じてくるということになります。

立ち直りと寿命

松山千春の作詞作曲『恋』の一小節に「今度生まれるとしたら、やっぱり女で生まれたいが、貴方のような男なんかにつまずかず、二度とヘマはしない・・・」というような内容の歌詞がありますが、これは女性の失恋後の考え方を代表しているように思われます。一般的に、女性は次の相手として、もと彼以上の人物を対象にする場合が多く、「女性は未来に向かって生きていく」と言われる所以でしょう。

一方、男性はというと失恋後の立ち直りが遅く、自分の傷心をより深めないように、自分にとって無難な女性を次の彼女として考えるようで、「男は過去を引きずって生きていく」ということにつながるようです。同じようなことが伴侶を亡くした中高年でも起きています。東京都老人総合研究所の調査結果が読売新聞に掲載されましたので、ご紹介します。男性の六割近くが、「妻の死が自分の生き方や生活にマイナスの影響を与えた」と答えたのに対し、女性の場合、たった二割弱でした。

配偶者と死別後の行き方については、男性の場合、「妻が望むような生き方をする」「素晴らしかった思い出の中で生きる」と答えた人が多く、思い出にこもって、なかなか立ち直れない男性の姿が浮かび上がっています。ところが、女性は「趣味や活動などに力を注いで生きる」「違った人生が開かれたので、自分の人生を大切にする」という前向きな、挑戦するような人が多いという結果でした。

仕事中心に生きてきた男性より、地域に仲間が多い女性の方が立ち直るきっかけも多いようです。また、ワンマンな夫にずっと我慢してきた女性は、解放感を感じるようです。配偶者と死別して孤独感が強いまま過ごした人は病気になったり、早く死亡する割合が明らかに高いという傾向でした。生きがいと寿命の関連調査は和歌山県立医大グループで実施しています。「生きがいがあると言えない」という男性が脳血管疾患で死亡する危険性は、そうでない男性の四、九倍に上がり、循環器疾患全体でも三、五倍となりました。

「ストレスが多い」と答えた男性は脳血管疾患で五、九倍、循環器疾患全体で二、一倍と危険性が増しました。女性の場合、「頼られていると思わない」人の死亡危険性が、そうでない人より循環器疾患全体で二、六倍、心疾患で二、八倍、脳血管疾患で二、六倍とアップしています。「生きがい欠如」の危険性も心疾患で三、〇倍に上昇しました。以上、「生きがいの有無」が寿命に影響することは確実なのですが、社会要因を含めた「生きがいに対する取り組み姿勢」に男女差がみられ、それが、そのまま男女の寿命差に反映されているのではないかと思われます。

音による癒しの真実 2003.04

音が作り出す振動は一ヘルツから数百万ヘルツと言われるくらい膨大であり、そのうちのほんのわずか20〜2万ヘルツ程度が、私達の耳で聞き取れる領域であるにすぎません。そこで、人類は可聴領域を利用して「音楽」という形で発展させてきました。しかし、あるオーケストラがある曲を演奏したとき、ミュージックホールで生で聞いた場合とCDで聞いた場合とを比較したとき、感動の差があまりにも著しいということに多くの人は気がついたと思います。

これは、CDでは20ヘルツ以下と二万ヘルツ以上の音波をカットしているからであろうと思われます。すなわち、耳で聞き取れない領域には人の身体、心、魂に影響するパワーがあり、それを私達は耳以外の他の器官や機能で感じとっているのです。癒しに無くてはならない「共鳴現象」というものがあります。例えば、太鼓を叩くと、音波が生まれ、音波はその振動エネルギーを周囲の物体に伝えます。

物体が同じ固有周波数を持っていれば、それらも振動を始めます。私達の下腹が太鼓のエネルギーを感じ取るのは、この共鳴現象でしょう。そして、もう一つは、癒しはもちろん、平和感や安心感をもたらす「倍音」です。音を聞いていて、心地よい、清々しい感じを持つのは調和的な振動数すなわち倍音を含んでいるかどうかにかかっています。音楽だけでなく、声にも必ず複数の倍音が含まれています。

チャント(詠唱)やマントラなどは、倍音を利用した秘伝だったようです。これらの研究は、まだ始まったばかりですが、今までで分かっている事をご紹介しましょう。母音と倍音は脳と下垂体を刺激します。下垂体は「ホルモンオーケストラの指揮者」と言われるくらい内分泌の中枢器官です。なお、内分泌器官は免疫機能を左右しますので、母音と倍音の発声は病気治療や病気予防に役立つであろうということが推測できます。人体の諸器官は、それぞれ一定の振動数に対して機能するということも分かってきましたが、これらに関しては、かなり詳細な説明が必要ですので、別の機会にご紹介したいと思います。

気の研究から明らかになったのが皮膚の反応です。皮膚は通常20ヘルツ以下の音波を出し続けています。気功師が気を発している場合の振動数は10ヘルツ位です。そのときの脳波は10〜11ヘルツなので、脳と皮膚が共鳴しているということになります。皮膚は触覚を感じるというのが普通ですが、耳で聞くことの出来ない20ヘルツ以下の音波をキャッチし、その情報を脳に伝達しているということが考えられるのです。

貴方の病気が治らない本当の理由

医学は日進月歩で推移していますが、一向に減らないのが病人の数です。いったい、どういうことなのでしょうか? 国民の医療費も、とうとう年間30兆円を超過してしまいました。しかも、健康保険組合のほとんどが赤字であると聞いています。ここらで、じっくりと理由を考えてみる必要があるのではないでしょうか。

病気の根本原因が他の部位にある

ふつう自覚症状がでると、その部位を治療しますが、そこが根本原因とはかぎりません。たとえば、腰痛がなかなか治らないと思ったら,歯の噛み合わせが悪いためだったということがありました。また、慢性頭痛で5年間も悩まされていた主婦は、あちこちの病院で精密検査を行いましたが、とうとう原因が分からないまま、私のところに来ました。私は外見を見ただけで、すぐわかりました。首と肩の筋肉が、まるで骨のように硬くなっていました。このコリを徹底的にほぐしたところ、なんと2回で治ってしまいました。その他、まだ、たくさんの例があります。股関節症,強度の生理痛、指のしびれなど、いずれも自覚症状のない他の部位に原因のあることが多いのです。

治らないものと思い込んでいる

現代の西洋医学で治らないからといって、自分の病気は絶対治らないと思い込んでいる人が意外に多いのには、びっくりします。医療といっても、中国医学、インド医学、チベット医学、サイモントン療法、ハーブ療法、心理療法など、たくさんあります。西洋医学を採用している国は、地球上で高々30%程度と言われています。たった一度の人生です。70%を占める代替医療にかけてみようと思うのは、自然の成り行きです。この場合、家族や知人が薦めて、本人がやっとその気になるケースが多いようです。例えば,筋萎縮症の方が歩行できるようになったり、膠原病の人が完治した例もあります。

潜在意識に原因がある

私たちの潜在意識には、生まれてから今日まで、良いことも悪いことも、たくさん記憶されています。このうち、マイナス情報が問題なのです。幼少のころ体験した辛い事件は、その当時は解決できなかったために、抑圧された状態で潜在意識の奥深くに入力され、後に、それが自律神経機能、免疫機能、内分泌機能のバランスを崩すことがあります。実例として、毎月一日になると、きまってテンカンの発作を起こす幼女、自殺未遂の分裂症女性、追突事故8回の営業マンなど意外に多いのです。精神疾患もこの原因が多いように思われますが、奥の深い問題ですので、詳細は、またの機会にお話したいと思っています。

土地建物の影響

ご主人がパーキンソン病、奥さんが脳梗塞の後遺症で半身不随、長男が網膜剥離と白内障、長男の妻が精神疾患、次男が胃潰瘍、長男の息子がアトピー性皮膚炎というように家族全員が病気に悩まされていたケースがありました。すぐ、土地か建物が関与しているのではないかと思いました。詳しく話をうかがうと、近くで大規模の造成工事があり、地下水脈の状態が全く悪変してしまったようなのです。しかも、この屋敷内には古井戸があり、使用不可能になるほど汚染されていたのです。この井戸水を飲料水として利用していたわけではないのですが、汚染された地下水による土地のマイナスエネルギーは家族全員の体調を悪化させたものと思われました。土地のエネルギーの影響を受けないようにする方策として,気学や風水などの手段がありますが、ヒーラーとして、地上にでてくるエネルギーを遮断する方法をとりました。その後、ご主人が亡くなりましたが、他全員が元気であるとのことでした。また、転居したとたんに、病人や死者がでたという話は枚挙にいとまがありません。土地や建物のエネルギーが変化すると、直ちに体調を崩すのは免疫力の弱ったお年寄りや病人です。転居の際は、「気の科学」としての準備が不可欠です。さらに、大木の伐採に伴う近隣への影響も計り知れないものがあります。私たちは好む好まざるに関係なく樹木の気と交流共鳴しています。相手がある時突然なくなるのですから当然体調は狂ってくるでしょう。

治ってしまうと各種の補償を打ち切られる

交通事故の被害者で、後遺症の治療をしている場合などにあるケースです。もちろん、本人は早く治りたいのですが、長く休んでいた職場復帰への不安、あるいは新しい仕事への不安、再発の不安などによる潜在的な完治拒否の心理的現象が症状となって長引いていると思われるのです。徐々に復帰することにより、解決可能です。

治ってしまうと周囲の人達から優しい思いやりを受けられない

お年寄りだけでなく、年中、症状を訴え、ぼやいている人にも多く、これは、家族、職場、友人などの人間関係に左右されているものですから,その方の改善が先に必要です。治っても周囲と楽しくやっていけるというイメージ療法の成功例があります。

病気を治すことが人生の目標になっている人

長い闘病生活のため,いつの間にか治すことそのものが人生の目標になってしまい、治ってからどうするか具体的な目標がなく、不安感でいっぱいの人に見られます。無理もありません。「死」は恐怖ですから「治らなかったらどうしょう」というマイナス感情が最優先しているのです。完治後の目標を立てても、達成できないときのショックを回避したいのでしたら、考え方を変えましょう。いろいろやりたい事があっても、全て完治してからしようと考えずに、今の病状のままで、実行可能性が10%でも挑戦してみることです。現に、リウマチで手足が変形した人や脳梗塞の後遺症で半身不随のひとが、自動車の運転免許証を取得した例があるのです。また、自分の病気の体験をもとにして、カウンセラーにも治療家にもなれるではないですか。このように身近な目標が立つと、不思議なことに病状はどんどん良くなっていくものなのです。貴方の周囲に病人や落ち込んでいる人がいたら、メールをください。

原因のストレス環境が改善されていない

当所に、うつ病でこられた方が非常によくなったのですが、職場復帰が決まったその日から、また再発してしまった例がありました。自分の病気をつくった職場の人間関係が改善されていなかったので、体が出勤を拒否したのです。その後、配置転換の志望が認められて、今では元気に勤務しています。

運動の不適格

運動不足は良くないのですが、やりすぎも良くないことは言うまでもありません。腰痛の患者に対して、筋力が足りないからという理由で運動させて治療する方法もあるようですが、患者によりけりです。プロの選手は筋力を極端に落とせないためか、痛いのを我慢してトレーニングしていますが、素人は真似する必要はありません。筋力トレーニングをすると、負荷によって筋肉の微小繊維が切断されて、微小な傷が生じます。この傷を修復して、筋肉の再合成(筋肉繊維が太くなること)をするために休息が必要なのです。まして、腰痛のときは、痛みをとることに専念すべきで、運動はひかえた方が良いという考えにたっています。

無意識の中のマイナスイメージの働き

就寝直前は,誰でもが最も無意識領域が活発に動く時です。某市の市会議員さんで,肺の異常を訴えていた方がいましたが、夜、フトンの中に入ると必ず心配事を思いめぐらしていました。一人娘の将来、自家営業のこと、相続のこと・・・きりがない程のマイナスイメージのオンパレードなのです。これらの情報は無意識領域に入力されて、後々体調を狂わせます。この悪い習慣をやめて、「潜在意識の浄化」により、今現在,絶好調です。どうせ入力するのなら楽しいことを思って寝ましょう。

常識の誤り

一つは「減塩神話」です。悪いと言われているのは塩化ナトリウムという精製塩です。塩はもともと多くのミネラルを含み、人体に欠かせません。胎児の育った羊水は塩水です。重病人の危機を救うリンゲル液は約1%の塩水です。重病人に良くて、健康人に悪いはずはありません。実際、人間の血液中には0.8%の塩分が必要なのです。もともと「減塩の神話」は米国のメーネリー博士の行った実験の大ミスにあったのですが、どういうわけか表ざたにされていません。詳しいことを知りたい方は、連絡いただければお教えいたします。もう一つは「牛乳および乳製品神話」です。米国の上院議員のマグガバンは全米科学アカデミーで、乳製品の取りすぎは生活習慣病の促進になることを発表しています。このことを日本国民のほとんどの人が知らないというのも不思議な話です。赤ん坊の時、たくさんあった乳糖分解酵素が大人になると無くなって来ることも当然考慮しなければなりません。詳しいことを知りたい方は、文献をお教えしますので、ご連絡ください。まだまだあるのですが、別の機会にお話しましょう。

思い込み

先入観があると、それに合った事実だけが記憶されて、合わない事実は無視されがちです。良い例が血液型と性格の関係があります。血液型で全てかたずけられたら、ラベルを貼られたようなもので大変です。また、病院の検査の数値を信じていると、自分の症状を無意識のうちに数値の内容に合わせてしまう傾向も見受けられます。病名を付けられてから急に症状が悪化してしまうのは、この理由からでしょう。また、ロシヤ人などはアルコール分解酵素を3種類も持っているようですが、日本人は1種類で、しかも量の多少が遺伝するそうなのです。西洋人の真似をしてウィスキーやウォッカを飲んでいれば、いずれ肝臓がやられても不思議ではありません。

東洋人に不適な食べ物

東洋人は西洋人に比較して腸ガ5メートルも長いのです。最近の日本では肉食が多いのですが、腸の長い東洋人にとっては滞留時間が長いのでガスが発生し易い傾向にあります。大腸ガンの発生率が増大していることと何か関係がありそうです。前述した乳製品の分解酵素に関しても、日本人は大人になると極端に減少してしまうという事実もあまり問題にされていないのが現状です。

薬の副作用

日本の医薬品生産額は年間7兆円を越すといわれ、これは米国に次いで第2位ですが、国民一人当たりにすると世界第1位の薬好きの国民ということになっています。そのうち、抗生物質の使用は米国の1.5倍に達し、世界第1位です。薬には、病気を治してくれる半面、生死にかかわるような副作用もあります。薬(クスリ)を逆さに読めばリスク「危険」です。副作用のない薬はないというくらい、深刻な問題ですので、後日あらためてお話しましょう。

霊的原因

割合からするとごく少数ですが、霊魂が関与すると思われるケースがありました。医学部の骨格模型はプラスチック製が多いのですが、ある看護学の教授は本物の人骨を12体自分自身で管理していましたが、どうも体調が悪いのです。私たちの気の測定でも霊魂に関わると思われるパターンが見られたのです。

以上の病気が治らない例は、いずれも与野健康プラザで体験したものばかりです。他の具体例もありますが,プライバシー遵守の範囲内でお答えいたします。(鯰江)