避けて通れないサプリメント摂取とその選び方 2005.12

一般的に人の身体を改善するためには、身体の「外から」と「内から」と両面から処置するのが効果があると言われています。「内から」の代表的なものが「医薬品」であり、もう一つは「食事」です。医薬品には副作用が伴うものであり、また、現代人の生活環境を考えると食事改善だけでは解決困難という事態に陥っているような気がします。
現代人の病気の90%は微量栄養素不足が関連していると捉えられています。この50年間でほうれん草に含まれるビタミンCの含有量は12分の1に、また、ニンジンのビタミンAは8分の1から20分の1にまで減少しているという報告があるほどです。
すなわち、化学肥料や農薬の使用、温室栽培、酸性雨などの原因で、野菜の栄養素含有量は激減しているのです。さらに、煙草、化学薬品、放射線、大気汚染などによって生ずる活性酸素は私達の抗酸化力を低下させています。しかも、目まぐるしく進展する生活によるストレスは私達の体内の微量栄養素を浪費しており、健康維持に必要な栄養素を全て食事から摂取するのは難しい状況にあります。
そこで、健康・病気にかかわらず、必要不可欠な栄養素を補うためのサプリメントに頼らざるを得なくなったのです。サプリメントは、一般的には「病気を治すための薬」とは異なります。「一般的」と言ったのは正規の臨床データを備えたサプリメントも登場し始めたからです。しかし、これとて薬事法により、効能効果を記載できないので、何に効くのか一般大衆にはわかりません。
あるサプリメントが自分の病気に効くという情報を得て、患者が医師に相談したとしますと、たいてい返ってくる言葉は「飲まなくてよい」の一言です。それは、現在の医学部では専門講座として栄養学を採用していないと聞いています。わからないから「飲まなくてよい」ということになるのです。
人間に必要な栄養素は50種類以上あると言われていますが、その全ての栄養素は単独で機能するのではなくて、お互いに相互作用をしながら機能を発揮していると言われています。サプリメントについても同様で「ビタミンC」だけとか「カルシウム」だけを摂ったところで吸収効率は悪く、多くのビタミン、ミネラルの存在による総合的なバランスにより吸収可能になります。「総合的な配合」が必要なのは、ビタミンはミネラルの存在なしでは吸収効果はないし、タンパク質、炭水化物、脂質はビタミンとミネラルの存在なしでは効能を発揮しません。
また、体に摂取量が極端に少ないビタミンがあるだけで、その低い摂取量に健康が左右されてしまい、逆に、体に良いと言われている食品一種のみを食べていれば、その食品の成分の吸収に必要な他の成分が消費されてしまい、同様に健康に影響することになります。
まず、サプリメントは、多数の栄養素がバランスよく配合された「総合的なサプリメント」を摂る必要があります。その次に必要に応じて特定の目的をもつサプリメント(たとえば「血液をサラサラにする…」「ダイエットのための…」「冷えをとる…」など)を摂るのが良いと言われています。
ここで、医薬品とサプリメントを併用してもよいかという質問がくるものなのですが、信用できるメーカーには必ず「お客様相談室」があり、成分内容に関して電話で答えてくれます。そもそも、サプリメントメーカーはサプリメントに入っている全成分を公表する義務があります。どうしても自分で判断できない場合は、専門家や医師に相談して確認する必要があります。
次にサプリメントの栄養素の内容なのですが、天然品か合成品かによってかなり効果は異なるようです。これは細胞には自己防衛本能があって、合成品を異物と認識した場合、細胞にある受容体は拒絶するので、ほとんど排泄されてしまうようです。一方、天然品は相互作用を行う50種類以上の栄養素が含まれているので吸収効果は大きいと言われています。
但し、長年の研究で簡単な構造式のものは合成品でも問題が無いということがわかってきているようで、適正価格にするためにも一部使用しているメーカーはかなりあるようです。
見た目で天然品か合成品かを区別するのは難しいのですが、天然品は一般的に、斑点があるものが多く、ざらざらしていて栄養素の香りがあり、サプリメントの形状も大きいものが特徴であると思われます。
また、天然のビタミン、ミネラル、酵素は熱に弱く、40℃くらいから分解するものですから、低温で製造する必要があります。低温で製造しているメーカーはカタログなどに明記しているはずです。但し、パパイヤ酵素のように90℃近くになっても効果があるものもありますので、調べれば他にも例外はあるでしょう。
私達が最も不安なのは安全性で、サプリメントに農薬や有害物質が含まれていないかということです。認可の範囲なら入っていても良いということになっているのでしょうが、とことん除いたものが望ましいのは当然です。積極的に排除する事に努力しているメーカーもあると聞いています。
サプリメントが決定したら、しばらくの間、試してみて様子を見ることが必要です。一見悪くなったような症状になる好転化反応というものがあります。長い間、薬を飲んでいた人や不摂生の人に表れやすいのですが、これは効果があったという証拠ですので、しばらくの間摂取量を減らしてみて、反応がおさまったら、また続行することが重要です。
その間、水分を充分に摂ることを心がけて下さい。二週間くらいで、よく眠れる、身体が軽い、頭がすっきりするなどの体感のある人もいますが、通常は一ヶ月は、続けてみる必要があります。
理想的にはサプリメントを摂る前と、摂ってから二ヵ月後の両方、何らかの簡単な検査をすれば効果は一目瞭然です。
そのような事に関しては、与野健康プラザはご相談に応じられます。

サプリメントブームの到来 2005.11

今まさにサプリメント(栄養補助食品)ブームが到来しつつある予感がしてきました。国内の大手企業も次々とサプリメント業界に参入してきています。しかし、10年前の米国のようなブームになるのでしょうか。疑問が残ります。
1994年、クリントン大統領はある法案を制定しました。それが「栄養補助食品健康教育法(DSHEA法)」です。この法律は、サプリメントであっても、科学的に立証できれば、効果・効能を主張しても良いというものであって、これによって、米国民はサプリメントを正しく選択するための情報が得られたわけです。
一方、日本には薬事法という強い規正法があり、ブームを起こすにはマイナス要因になると思われます。
米国では、2000年に6割以上の成人がサプリメントの利用者であったという報告があります。病気になってから、高額な治療費を払うよりも、病気になる前に予防しようという予防医学に基づいた考え方です。これにより、米国民のガン罹患率は90年を境に減り始め、90〜95年は毎年平均0.7%ずつ減少したというガン協会の報告があります。ガン死亡率も5年間で2.6%低下したそうです。
そして、今年4月、肥満者のダイエット目的のサプリメントの費用や栄養士のカウンセリングにかかる医療費も税控除対象となるということですので、予防医学に対する意気込みは日本と比べ物にならないのです。
今、米国で注目されているのは、植物が持つ機能性成分です。特に抗酸化作用のある成分に注目が集中しています。
ビタミンCとEは活性酸素を除去する働きのあることで有名ですが、カロチノイドも強い抗酸化力を持っています。カロチノイドの仲間には、にんじん、トマト、スイカなどに含まれているベーターカロチン、アルファカロチン、リコピンで代表される赤色色素のカロチンと卵黄のもとのルティンやサフランのもとのクロシンに代表される黄色色素のキサントフィルがあります。
また、フラボノイドにも抗酸化作用があり、蕎麦のルチン、いちょうの葉のフラボン、柿の葉のケルセチンなどはよく知られています。
ブドウやナスに含まれるアントシアニンにも抗酸化作用が認められています。
ところで、上記のフラボノイドやアントシアニンは構造上ポリフェノールの仲間なのですが、ポリフェノールも抗酸化機能を備えており、その他の仲間にはブドウの種のプロアントシアニジン、お茶のカテキン、大豆のイソフラボン、ゴマ油のセサモール、コーヒーのカフェー酸、ココアのココアポリフェノールなどがあります。
もう一つ注目されているのが糖質栄養素です。
健康の維持や病気の改善には、体内の抗酸化状態を良好に保つことは必要ですが、細胞間の情報交換をスムーズにすることも重要です。この働きに関与しているのが糖鎖です。糖鎖は全身の細胞間のコミュニケーションを円滑にし、生命機能を正常に働かせるために最近特に重視されています。
すなわち、いくらビタミンやミネラルを摂ったところで、糖鎖の原料に相当する糖質栄養素を充分に摂っていなければ、健康は保てないという理由で、米国ではこの糖質栄養素8種類を含むサプリメントを大規模に製造販売を開始しているメーカーが台頭してきました。
しかし、糖質栄養素を摂っても充分に吸収し、正常な構造の糖鎖を産生するかどうかは別の機能が関与しているようにも思えるのですが、今後の研究開発が注目されています。
さて、ある非公式の会場で、某医師が言ったことに私は考えさせられました。「サプリメントで確かにガンが消えた。しかし、公式の場では口が裂けても言えない。薬事法違反を認めることになるからだ。こういう場合、抗がん剤で治療したときに、サプリメントを補助的に使用したところ、ガンが消えたとしか説明できない。」

活性酸素と類似した働きの補体とは 2005.10

「補体」という言葉を始めて聞く方は意外に多いと思います。医師でも専門以外では知らない方はかなりいるようです。補体の働きは細菌や異物の排除で、同じような働きをする抗体の働きを補佐するという意味から補体と命名されました。
最近、この補体が俄かに脚光を浴びてきました。それは、白血球や抗体が働く際に、なくてはならない存在であることがわかってきたからです。補体はたんぱく質の一種で、ふだんは眠ったまま血中を流れていますが、ひとたび点火されると華々しい反応を始めます。その点火役は抗体です。
補体の働きは、
・異物や老化した自己の細胞や、その他体の中の不要なものを取り除きます。
・全ての白血球の働きを促進します。
・異物に孔をあけます。
すなわち、侵入者である細菌の細胞膜の脂肪分に孔を開け、水分が流入するようにさせ、膨れ上がった細胞が破裂してしまうようにします。
血液検査で補体の数値はC3、C4、CH50で表されており、ほとんどの自己免疫疾患において、低値を示します。また補体は肝臓で産生されるため、肝臓の状態がおもわしくなかったり、腎臓の慢性疾患でも低値になります。補体はありすぎると、壊さなくともよいものまで壊します。まるで活性酸素のようですね。補体値が高値になるのは、ほとんどが急性炎症性疾患であり、大体は一時的なものなのですが、なかにはずっと高値を示す疾患もあります。
補体が活性化するひきがねは、免疫抗原抗体複合物の存在、細菌やウィルスの中和と破壊、異常細胞の排除のときです。

洗脳・呪縛・迷信コラム6「塩分の摂りすぎは体に良くない」? 2005.09

上記表題に関する記事は、今回で4回目になるのでしょうか。洗脳・迷信の類であるということを理解していただいていると思っていたのですが、まだ不充分であったということが否めません。理由はともかくとして「医者、看護師、栄養士、薬剤師など皆が塩を控えなさい」と言っているというのです。しかし、皆がそう言うようになったのは、ごく最近のことです。そもそも、この情報の発端は「日本の食塩摂取量と高血圧の発生率」および「1953年、米国メーネリー博士のラット10匹の高血圧実験」なのですが、両者を後で詳しく調査した結果、塩分の摂取量が多くても高血圧にならない市町村が多く存在すること、白米が関係していたこと、アラスカでは塩分を多く摂っている人がいるのに高血圧が少ないこと、ラットの実験では高血圧にならなかった6匹のことは全く無視されてしまったことなどが判明したのですが、時すでに遅く、情報の流れはとめられなかったのです。問題は実験に使用した精製塩(Nacl純度99.5%)にあったのです。精製塩が悪いということを塩が悪いということになってしまったのです。重病人に注射するリンゲル液は1%の塩水ですし、胎児が育った羊水は塩水です。塩が体に悪い訳がないのです。生命の活動、特に胃酸の原料として、また神経の刺激伝達、PHの調整と体液浸透圧の維持、新陳代謝、栄養素の代謝などに塩は欠くことができません。実際に体液の塩分濃度が低下すると、逆にむくみ、生命そのものが危険に至ることもあります。
高血圧のひとが減塩しても80%の人には無効だということ、むしろ、天然塩に変えることによって血圧は下がったということが最近言われだしました。精製塩に比べて、天然塩は体外への排泄時間が非常に早く、しかもKの多い野菜やアルギニンを多く含む海藻を一緒に摂ると、Naの排泄を更に早めることも知られています。

人工気場が人体に与えた影響(続き) 2005.08

チャクラの活性化

ダウザーの堤裕司氏に、身体の各チャクラを活性化するのは、エスパワービルのどの部屋、または近隣の神社かをダウンジングして頂きました。その結果、エスパワービルの洞窟の部屋、ストーンサークル、炭の部屋、ピラミッド、八王子神社の中からいくつかを組み合わせると、すべてのチャクラが活性化されるということです。例えば洞窟の部屋、ストーンサークル、ピラミッドの組み合わせです。

微量放射線の効果

我々はこれまでマイナスイオンは測定したことがあったのですが、このたび放射線を測定して、どういう関係にあるのかをプロットしてみました。マイナスイオンで500〜600あると放射線が高いほうになることが分かりました。
埼玉県の通常の放射線値は0.03〜0.04マイクロシーベルトですが、エスパワービルの玄関の放射線を測定すると0.135マイクロシ−ベルトあります。実はヒーリング体験予約をした人が玄関で身体に異常を感じて、帰ってしまうケースがありました。
3階のストーンサークルで測定しますと、0.086〜0.135マイクロシーベルトまで測定できました。この部屋は壁と床がすべて花崗岩になっております。ここに入った方皆さんがだるそうな表情になります。これは湯あたりと同じような感じで、身体の老廃物が排出されるので、できるだけ水を飲んで尿で出すように指導しています。

気の測定

本山博先生の開発したAMIで患者さんを測定したとき、BPの値を気の度合い、APの値を交感神経の優位性の度合いと対応させております。0.23マイクロシーベルト/hの鉱物を3ヵ所に置いて、被験者のAMI測定をしますと、気は次第に高まり、交感神経の度合いは次第に下がりリラックスしております。大理石を置きますと、被験者の気だけに影響を与えます。
新入社員を入社直後とエスパワービルで1週間仕事をした後の、両手、両足7カ所ずつのBP値を測定し、描いたレーダーチャートを比較しますと、1週間後のレーダーチャートが標準円(健康値)の値に近づき、また左右のバランスが取れています。
また、洞窟の部屋に入った後の被験者のBPのレーダーチャートは、足の方はあまり変化無く、手の方が左右のバランスが取れております。炭の部屋に入った後の被験者のBPのレーダーチャートも、同じ傾向を示します。

脳波の変化

志賀一雅先生の開発したバイオピットで脳波のアルファ波とシータ波を測定したところ、洞窟の部屋に入った被験者は5分間でアルファ波が100%近くなりました。

疲れない施術者

エスパワービルの部屋に入ると気を受けて、身体の状態は変わりますが、生活習慣が変わらなければまた元に戻ります。それで私はこのビル内で整体治療を始めて、患者さんの生活も含めて指導し、成果をあげております。
朝十時より始めて、休憩、昼食を抜いて夜九時まで連続施療することは、しばしばあります。しかし、私はあまり疲れません。その理由を考えてみました。
まず、ビル内の多量のマイナスイオンによる抗酸化効果が考えられます。私たちが産生した活性酸素をたえず消去するように働いているのではないでしょうか。
また、偶然建材として利用した岩石の微量放射線によるホルミシス効果も、私たちの細胞を活性化させているようです。総合的には種々の気の集積効果が関わっているものと思われます。
さらに、施療者の気の取り入れ方、出し方ならびに患者の気の流れを意識した手技療法も疲れない理由ではないかと思っています。

電気通信大学名誉教授・日本サイ科学会長 佐々木茂美先生の解説

水は気と親和性が高く、しかも暗示効果がないので、気の間接測定として、水の電気伝導率を用いて実験しております。
測定に使う水(センサー水)は、蒸留水を少し空気になじませて、4〜6µS(マイクロジーメンス)/cmになったものを使います。
なぜならば、水の中にどういう状態で気が入るかというと、イオンを介して気が入るのですが、長年の経験でイオンが多すぎても気が入りにくいですし、イオンが少なすぎても気が入らないことが分かっております。
センサー水を入れた試験管を2本ずつセットにして、エスパワービルの9カ所の部屋に置きました。この水は、「treat(トリート):処置」と呼びます。また一方、部屋の外に置いた水、さらに福島の自宅に置いた水を二重の「control(コントロール):対照」として使いました。
すべてのセンサー水をそれぞれ8日間各場所に置いた後、水の電気伝導率を測定比較し、気がどのくらい入ったかを調べました。
 また、予備実験としての気功師が手かざしで気を入れたセンサー水のデータとも比較しました。
気功師の手かざし水と気の強さが同等位の部屋、また2倍位ある部屋もありましたが、一番強い気が測定された「洞窟の部屋」のセンサー水を代表として、詳細にデータを検定しました。電気伝導率が0.45µS/cm位となり、福島の自宅のコントロールと比較すると約13倍となり、驚くべき数値で、エスパワービルが優れた気の場であることが証明されました。

糖質栄養素

2005年6月に掲載した「自然治癒力に関わる糖鎖」の記事に対して反響がありましたので、もう少し詳しく述べたいと思います。
現代医学では病気になると悪い臓器のみを治療することが行われていますが、病気の根本原因は糖鎖の異常にあるのですから、本当の健康を獲得するためには細胞レベルで糖鎖を正常化することが必要です。
細胞の表面に存在する糖鎖を構成している材料は8種類の単糖類であって、糖質栄養素あるいは糖鎖構造栄養素と呼ばれています。
これら、8種類全てを含む食材はありません。充分に摂取できるのはグルコースとガラクトースぐらいで、他の6種類はもともと肝臓で産生するものですが、現代人の肝臓は、種々のストレスや食品添加物、環境化学物質などで疲れているので、充分な量が造れません。たとえ植物に含まれているものがあったとしても、ごく微量で摂取するのがはなはだ難しい情況です。
グルコースはブドウ糖であって、米や小麦に含まれています。免疫賦活作用に関係し、活動のエネルギーとなるものです。
ガラクトースは乳製品に多く含まれています。もし足りなくなりますと「肝臓疾患」「白内障」「脳障害」などを引き起こします。
マンノースはヤシの絞り粕やサボテン、アロエなどに含まれています。マクロファージの活性化に関与しており、欠乏すると筋ジストロフィーや糖尿病にかかると言われています。
キシロースは小麦やとうもろこし、特に穀物の皮に微量ですが含まれています。傷ついた細胞の修復をしたり、殺菌の役目をしています。
フコースは海藻やキノコ類に含まれていますが、含有率の関係で、かなり不足がちです。免疫系細胞に不可欠で、不足すると癌になりやすいといわれています。
Nアセチルグルコサミンは酵母や甲殻類のキチン質に含まれています。癌抑制の働きがあるほかに、変形性関節炎の防止効果があります。
Nアセチルガラクトサミンは乳製品にふくまれており、不足すると「骨の変形」「短い首」「難聴」「心臓病」「がんの増殖」を引き起こすといわれています。
Nアセチルノイラミン酸は母乳に含まれており、脳の発育や免疫機能の正常化に役立っていますが、不足すると癌の増殖や自己細胞への攻撃を促すといわれています。
糖質栄養素による治癒報告も徐々に増えてきていますが、免疫の活性作用、活性酸素の除去、発がん物質に対する解毒作用の効果があると認められつつあります。
また、糖質栄養素は幹細胞の生成を促すと言われています。幹細胞とは、体内であらゆる細胞の再生をする能力を持った細胞で、骨髄でつくられ、体内に送られ、損傷を受けた細胞を修復したりします。糖質栄養素を摂り始めてから、1週間以内に1兆個以上の幹細胞が発見されたという報告もあるようです。
糖質栄養素は若返りとも関係があります。老化は糖鎖の異常による、一種の病気であると考えられているからです。免疫細胞のT細胞が存在する胸腺は、生まれてまもなくから萎縮はじめ、20歳になると約半分が脂肪に変わってしまい、60歳になるころには胸腺はほとんど消失してしまうそうです。そのため、「自分と他人、敵と味方を見分ける」ヘルパーT細胞の能力が低下し、自分の細胞を攻撃してしまうような事態も生じてきます。これが、老化現象と考えられています。ここで、たとえ胸腺が萎縮しても、ヘルパーT細胞の糖鎖を正常に活性化できれば、老化を遅らせるだけではなく、若返らせることも可能ということも考えられます。

人工気場が人体に与えた影響 2005.07

立地選び

今から十一年半前、エスパワービル・与野健康プラザを造ったとき、ある人に「こういうものは十年早いよ」と言われたのですが、現在十年が過ぎていよいよ我々の時代が来たのではないかと思い、今日はお話させて頂きます。
現代は、心身ともに癒される場所というのが非常に重視されているのですが、我々の場合もその当時、心身が共に癒されて、しかも健康と潜在能力を向上させようという目的でどういうものを造ろうかと考えておりました。
きっかけは二十年前にさかのぼりますが、神社に奉納した酒の味がまるっきり変わっている、これに着目しまして、いろいろ調べてみますと、別に神社でなくても、こういう現象は起こっているということが分かりました。
それも電磁波ではなくて、何か見えない微細なエネルギーがあるのではないかと思ったわけです。そういうことがきっかけで、心身を癒す気場を造ろうと思いました。
今回のお話は立地のところから始めたいと思います。私が大学を卒業して就職した会社の研究所は、高槻市の塚原古墳群の真上に建てられていました。その研究所では当時、大きな事故が続出しておりました。
そこで石油化学系の大手の会社が取った行動は、神主さんを呼んで、お祓いをしてもらったのです。その後は事故がピタッと0になったのです。
それから十二年後に私は会社を辞めて、さいたま市に戻ってきたのですが、そこでも私の目の前で同じような事が沢山起こったのです。それで私は十二年前を思い出し、これは何かあるから、私に何かやれということかな、と思いました。それからいろいろ調査し始めました。
建物を建てるための立地も決まりました。与野健康プラザのビルは、大宮台地といってさいたま市では海抜が一番高くて、一万五千年前の旧石器時代から古墳時代までの複合遺跡の上に建っております。
その場所は“神社ライン”が二本交差しています。そして鎮守の神社の真後ろに位置しています。ダウジングもやって、水脈が2本交差していました。以前から沢山人が集まる場所ではありました。
その頃からUFOがやたらに出現しまして、私はそれまでUFOは信じていなかったのですが、自分で銀色のUFOを目撃してから存在を信じるようになりました。
ビルの玄関付近でも古代のいろいろなものが出土し、どうも祈祷所の跡だったようです。
故山田孝男先生にもみて頂いて、「ここは火の流れと水の流れが交差している不思議な場所だな。でも自然に出来たのではなく、人為的にできたようだ」とおっしゃっていました。

建物の工夫

ビルの建築工事の際には、いろいろ新しい事をやりました。まず一番土台の床下に備長炭を7トン埋設しました。次に施設の一部を頂点として、建物全体をピラミッドの様な構造にしました。
地下2メートル位に5kgの水晶柱を埋め、活性炭を一ヶ所に1トン、三ヵ所埋めました。
また使う石材にもこだわり、各国から見本を取り寄せ、手をかざして気を強く感じる大理石と花崗岩を選びました。実はのちに、花崗岩がかなりの放射線を出している事が判りました。また今考えると当たり前ですが、工事の職人に“めんけん反応”が出たのには驚き、困惑しました。
内装は東洋医学の陰陽五行「木火土金水(もくかどごんすい)」の理論に基づいて設計しました。
「木」は三階には樹木を沢山使いましたし、隣の神社には樹木が茂っております。「火」は炭で囲った部屋があり、「土」は土とか石を沢山使い、玄関、三階、溶岩で囲った洞窟状の部屋、ストーンサークル等があります。「金」はピラミッドルームには、磁鉄鉱が置いてあり、実は金性のエネルギーと考えられる(裏側が金属の)鏡を壁二面に置いております。「水」は3階の池、水がかなり使われているバイブラサウンド等があります。
クライアントの生年月日を聞いてから五行を出し、それに基づいて部屋を使って頂いておりますが、それぞれの人によって、部屋の相性が違うので、いろいろ感想を聞きながら調整をしています。だいたい六割の方は生年月日で出したものであっているようです。
工事職人がめんけん現象で体調を崩したり、建築後も少し問題が起こりましたので、自分でお祓いを始めました。毎週定休日の火曜日にホラ貝を使って全階やったのですが、必ず水曜日に事件が起きることに気がつきました。
大理石の床のタイルが隆起したり、大きな鏡に亀裂が入ったこともあります。ポンプが停止したこともありました。

建設後に判った現象

  1. ダウジングでの調査によって、ビル建設のときに15メートルくらいの鉄の杭を打ったりすることにより、地下水脈の流れが変わり、それによって地上への気の影響がかなり変わったことが判りました。
  2. 気の緩和作用というか、よく眠気に襲われたり、手がいつもビリビリしました。誰かのアドバスでらせん状の銅線をあちこちにつるしたり、植物の縄を使ったりして、前記の現象が弱くなりました。
  3. ビルに誘引される沢山の小動物、例えばナメクジが沢山玄関に入ってきたり、トカゲや蛇がうろうろしたり、山鳩が三階に巣を作りました。テントウムシの大群も押し寄せてきました。
  4. 訪問者が霊的現象を目撃する現象もたまに起こりました。
  5. 患者さんが治療中に、よく紫や金色の光を見ました。多分土地のエネルギーの影響だと推測されます。
  6. お酒に酔いやすくなります。一階が飲食店になっているのですが、お客さんがすぐ酔ってしまうので、商売には不利になります。生ものは鮮度を保つのでいいのですが。
    飲食店は四年前にやめて、テナントを募集したのですが、結局酒屋さんが入って、この土地はよほどアルコールに縁があるのだなと思いました。
    お酒の味が変わったら、責任があるなと心配したのですが、他の店で購入したものと飲み比べるものではないので(比べるとすぐ判ります)気がつかれなかったのです。
    このお店の売上はどんどん増えて、なぜだろうと考えましたら、ここで買ったお酒はすぐ酔えるので、家に買ったものが長持ちし、家庭の主婦に気に入られたようでした。
  7. 私はビル開設から八年間、早朝五時に起きて一階の飲食店のための魚の仕入れに市場に行き、その後患者さんのヒーリングで毎日予定がびっしり詰まり、夜は飲食店の料理長と打ち合わせをするので、睡眠時間4時間が続きましたが、不思議と全然疲れないのです。
    その理由は、このビルのおかげだと思っておりますけど、それ以外にも疲れない理由があるのです。それは講演の最後の方でお話します。
  8. 来館すると血液循環が良くなるせいか、必ず生理になる女性がいたり、視力がよくなる方もかなりいます。
  9. このビルのピラミッドパワー効果はこれまで皆さんにお話ししていなかったのですが、炭の部屋に入ったある勘の鋭い方が「この部屋はピラミッドパワーを感じる」と言われて、びっくりしたことがあります。

玄関と三階に使用した花崗岩

微量放射線を出しており、微量放射線は空気中の水を電離させてマイナスイオンを発生させます。気の強さから偶然選んだ花崗岩ですが、マイナスイオンは活性酸素を消すので、当初予測しない体に良い効果がありました。玄関に入ると皆さんが、夏は涼しくて冬は暖かいとおっしゃっていました。実はマイナスイオンは以前測定していたのですが、微量放射線は最近測定して、判ったのです。花崗岩はフィンランドとブラジル産のもので、選択にはマイナスイオン計も使いましたが、最終的には手かざしで選びました。(次回につづく)

自然治癒力に関わる糖鎖 2005.06

最先端医学が、病気の治療に対する考え方を変え始めているようです。
現代医学は、個々の症状や臓器の異変に対して、対症的に治療し、人体を正常な状態に復帰させようとするものですが、残念ながら近年の生活習慣病は増加傾向にあります。
2003年2月、米国のNIH(国立衛生研究所)は100人の喘息患者に8種類の単糖類(これ以上加水分解できない糖)を摂取させ、100%の効果があったことを発表しました。これは、西洋医学が「医者や薬が病気を治す」という錯覚に陥っていたものを、古代ギリシャの医学の基本「病は人が癒し、医はそれを助けるのみ」という考え方に回帰した結果です。すなわち、元々、人には自然治癒力が備わっていて、それを元の正常な状態に戻せば病気は治るという考え方です。この元に戻すことに、「糖鎖」という細胞に生えた産毛(うぶげ)のようなものが関わっていることが明らかになりました。この研究に関して、全世界の医療および生化学の分野で熾烈な国際競争が行われています。
それでは、糖鎖とはどんなものなのでしょうか。
60兆個の人体の細胞一個一個には、レセプターと呼ばれるアンテナのようなものが平均3〜4万本立っており、それが糖鎖なのです。糖鎖は細胞内に入り込んでいるタンパク質とつながっており、8種類の単糖類、最高で15個ぐらいで構成されています。
糖鎖はレセプターとして、細胞の種類や状態の認識、ウィルスや細菌の認知、ホルモンや酵素の識別などの働きがあります。その他、情報を関係する細胞に伝達したり、細胞と細胞を結合させたり、逆に分離させたりします。
具体的には、がん、アルツハイマー、アレルギー、喘息、花粉症、膠原病、エイズ、糖尿病、代謝異常、ストレス、うつ、自閉症など200種類以上の病気を感知し、それに対処するように様々な細胞に伝達し、防御することをおこないます。
しかし、糖鎖の機能が低下すると病気になりますので、しっかりした構造の糖鎖をつくることが病気予防にとって重要であるということになります。今までの研究では、筋ジス、がん、リウマチなどは糖鎖の構造変化が病気の発症や症状の悪化に関与するということが分かっています。
また、血液にも糖鎖があり、単糖のちがいで、A,B,AB,O型の4種類にわかれます。糖尿病はブドウ糖とインシュリンの糖鎖不良と言われています。
糖鎖を形成する単糖類はグルコース(ブドウ糖)、ガラクトース、マンノース、キシロース、フコース、Nアセチルグルコサミン、Nアセチルガラクトサミン、Nアセチルノイラミン酸の8種類です。

不眠症を考える 2005.05

私は多くの不眠症の方達の話をうかがっているうちに、苦しみが良く理解できて、同情することが出来たのですが、常識の誤り、基本的なことに対する勘違い、生理機能の誤解などの存在の多いのに気が付きました。
この事を指摘することによって、不眠症から逃れられた人が意外に多かったので、ぜひ、ご紹介したく、最後まで読んでほしいと思っています。
不眠症の原因には、アトピー性皮膚炎、喘息、リウマチ、むずむず脚症候群などのように痛み、かゆみ、咳き込みなどが原因の場合、頻尿による眠りの浅さが原因している場合、精神疾患の場合、睡眠時無呼吸症候群(十秒以上呼吸の停止するのが三十回以上起きる)の場合、降圧剤やステロイド剤の副作用の場合、女性ホルモンの睡眠中枢への影響などが考えられますが、何と言っても一番多く、国民5人に1人が訴えているのが、ストレスによる神経質性不眠症です。
就寝時間になっても日常の不安心配が次々に生じてくると、寝付けなくなります。眠らないと明日の仕事に差し支えるだろうと思うと、なおあせってきます。精神的緊張は高まる一方です。やっと眠れたとしても、夜中に何度も目を覚ましたり、場合によっては、一睡もできないこともあります。また、翌日になると「昨日は眠れなかったが、今夜も眠れなかったらどうしょう」という不安がでてきます。たとえ早く寝ても、寝付けないので、昨夜と同様の情況になります。
こんな時、誰でも睡眠薬で不眠症を解消したいと思うでしょう。しかし、その前に、もう一度自分の生活様式や睡眠に対する考え方を見直してみましょう。

1. 一日の運動量が少なすぎませんか。

運動不足は不眠の原因になります。意識して適度の運動をすべきです。

2.「睡眠時間は一日8時間は必要」と信じていませんか。

信じている人が意外に多いのには驚きました。睡眠時間は人それぞれ異なります。昼間疲れなければ、その睡眠時間で問題は無いのです。レム睡眠といって、眠りの浅い時に目覚めると気持ちよく、すっきりした感じで起床できますが、これが1.5時間の整数倍の周期でやってきます。4.5,6.0時間でも質の良い睡眠であれば疲れません。

3. 昼寝をしていませんか。

昼寝をしている人で、夜眠れないと嘆いている人も非常に多いのですが、当然のことです。昼寝は、しても10分〜20分程度でよいのです。

4. 寝る時刻にこだわっていませんか。

十時に就寝すると決めている人が、すぐ寝付けない時があります。ふとんの中で起きている時間が長いと、つい心配事などのマイナスイメージを描いてしまいます。すると、前述の様に、ますます寝付けなくなります。このような事態はクセになりますから、ふとんに入ってから寝付けない時は、思い切って起き上がって、TVや本でも見ましょう。特におすすめは、ラベンダー入りの入浴です。そして、眠くなったら再びふとんに入ります。「ふとんの感触や香りは、寝付くためのスイッチ・オンである」ということを大脳に学習させるのです。

5. 眠りが浅いと嘆いていませんか。

解決は簡単です。人の寝る時刻はまちまちで良いのですから、眠くなったら寝るようにし、翌朝は早起きすればよいのです。

6. 毎日、同じ時刻に起床しましょう。

寝る時刻は異なっても、起きる時刻は同じにします。これはぜひ守ってほしいと思います。目覚し時計では寝過ごしてしまう時があります。ラジオをタイマーで起床時刻にセットしておくと、寝過ごすことはありません。ラジオの人声は、脳の眠りをレム睡眠まで、徐々に浅くしてくれ、気持ちよく起きられるからです。

7. 呼吸は鼻から吸わないといけないと思い込んでいませんか。

風邪気味で鼻がつまっていれば、鼻呼吸はつらく、寝られるものではありません。呼吸は、鼻、口、鼻口両方、いずれが良いかは、身体が決めてくれます。口呼吸すると、喉が乾燥して痛むことを心配する方は、マスクをして寝ると、吐く息の湿度で喉がうるおいます。マスクにハーブのエッセンスを滴下しておくと、なお良く眠れます。

8. 寝る直前はリラックスしましょう。

就寝直前の強い運動や熱い風呂は交感神経を刺激するので「入眠障害」を起こし、逆効果となります。軽いストレッチ体操、好きな本を読む、気の休まる音楽などでリラックスすると眠りを誘います。また、湯船にラベンダーなどを滴下した風呂に入ると、副交感神経を刺激して、大いにリラックスできます。

9. 快適な寝具を選びましょう。

適度な堅さの敷布団、軽い掛け布団、首の真後ろを保持する枕などが良いと思われますが、自分に合った快適な寝具を選びましょう。

10. 暗いだけが眠りやすいとは限らない。

暗い、息苦しい産道での難産記憶、暗い環境に閉じ込められたことのある恐怖体験は、照明の暗い状態での入眠を妨害します。ほどほどの明るさが必要な人もいます。

リニューアルオープン 2005.04

「活性水素水」の設置

活性酸素は生活習慣病の 90 %の原因であると言われていますが、その活性酸素を消滅するのが活性水素です。還元水は多量の活性水素を含む活性水素水であり、生体に吸収され易く、かつ発汗し易い性質を有していますので、発汗を目的とした設備付近に、ペットボトルまたはポットに入れて置きますので自由にお飲みください。

湯ノ花岩盤ドーム

玉川温泉の湯ノ花から造った人工北投石、マイナスイオン発生岩石、遠赤外線発生岩石などを敷き詰めた岩盤ドームの石の上にバスタオルを敷き寝転ぶと、50 度前後の温度でも 20~30 分もすればほとんどの人は発汗します。ここで重要なことは、汗腺のみではなく、皮脂腺からも発汗するということです。皮脂腺の汗には有害物質やコレステロールなどの脂肪分が含まれており、環境汚染から身を守れるということです。バスタオルやフェイスタオルなどは料金に含まれており、利用者が代わる度に交換しますので安心です。

リラクセーション酸素カプセル

洋服を着たまま、高濃度酸素の下で、サーモセラピー、バイブレーション、アロマセラピー、ミュージックセラピー、メディテーションセラピーなどが体験できます。

水圧刺激マッサージシステム

水圧刺激により、浮遊感覚、手もみ感覚を体感できます。洋服を着たまま、全身、上半身、下半身、腹部と胸部、任意の局部など広くマッサージが可能で、こんな気持ち良さはくせになりそうです。

部分リニューアル(改装)オープン迫る 2005.03

どんな人でも「うつ」になる可能性はあるということを多くの専門家が述べていますが、最近、子供の「うつ」が広がっているようです。昨年、北海道大学病院は調査の結果、中学生の22.8%、小学生の7.8%が「うつの傾向」であるということを発表しました。
今までの常識では子供のうつなどはないと考えられており、比較的身体の症状を訴えるケースが多いことから、家庭や学校は子供のうつに対してあまり関心を向けていませんでした。親や教師は子供の悩みは放っておいても、いつか解決するものと考えています。しかし、現在の生活は著しく変化し、刺激やストレスに何時もさらされているだけでなく、子供自身がストレスに弱くなっています。子供は憂鬱な気持ちを表現したいという傾向にあるようですが、カウンセリングとなるとまだ敷居が高く、受けたとしても「カウンセリングを受けた」といううわさが広がるような偏見も根強くあります。もう子供たちにもリラクセーションが必要となってきているようです。
与野健康プラザでは、大人も子供も気楽にリラックスできるようなことを4月中旬を目処にリニューアルを図っており、面倒な着替えをせず、比較的安い料金でストレスを解消できるような設備を整えていきます。程よい酸素濃度の元で、服を着たまま体を暖め、振動による解し、香りと潮騒や草原の風など自然のサウンドが心身を癒し、脳の活性化を行うリラックスカプセル。玉川温泉の湯の花を原料とし、発汗、減量、免疫力向上、老化防止に効果のあるラジウム岩盤浴ベッド。洋服を着たまま横たわった時の水圧に打たれるリラックス感、手もみ感覚の刺激によるストレス解消と全身の血行促進マッサージシステムなど、従来のシステムに加えて新しい効果を求めています。

異常な自殺者の増加 2005.02

2月19日、西武鉄道の前社長、小柳皓正氏が首吊り自殺しているのを発見されました。その日のインターネットニュースでは、「集団自殺・4人の身元特定、ネットで知り合い」「集団自殺未遂・怖くなり110番」「無理心中?88歳女性と次男が死亡」など自殺記事が目立ちました。
2003年の全国の自殺者は 34,427 人で、統計を取り始めた1978年以降最悪だった事が報じられています。毎日94人が自ら命を絶っていることになり、交通事故で亡くなる人より4倍から5倍多いことになるそうです。また、自殺未遂者は自殺者の20倍もいるということですので、ほうっておくことのできない問題になっています。
動機は、病苦などの「健康問題」が 15,416 人(45%)と最も多く、「経済・生活問題」が 8,897 人、「家族問題」が 2,928 人、仕事の失敗など「勤務問題」が 1,878 人の順でした。中でも「経済・生活問題」の増加が著しく、前年を 12 %も上回り過去最悪ということでした。年齢別では、60歳以上が 3. 7%増、50歳代が 1.8 %増、40歳代が 12.6 %増。急増したのが30歳代の 17.0 %増の 4,603 人でした。専門家は「4,50歳代がリストラで減り、30歳代にも仕事の負担が重くのしかかるようになり、過度のストレスを抱えている人が増えたのではないか」と指摘している。
一方、小中学生の自殺者は93人で、前年より 57.6 %増、高校生は前年比 29.3 %増の225人でした。
いずれにせよ、現在の社会状況を色濃く映し出した結果ですので、自殺は「個人の問題」として済まされなくなっています。ただし、直接の動機のように見えても、実際は多くの要因が絡んでいる事が多いので、自殺の原因特定が難しく、防止対策もきめ細かく広範囲に配慮しなければならないという必要性があります。
自殺した人の90%は何らかの精神科的疾患にかかっていたと言われ、特に自殺した人の 50 %がうつ病だったと言われています。うつ病では、気分の低下や意欲の低下に加えて、不眠、食欲不振、全身疲労、体重減少などの症状が認められます。また、攻撃的、暴力的になったかと思うと、ささいなことで涙ぐんだり、悲しがったりする事もあります。以上は自殺したいと思っている人のサインでもあるのですが、その他に、直接死にたいと言ったり、自分はいない方が皆のために良いと周囲に訴えたり、手首を切ったり、屋上から飛び降りようとしたりするのも助けを求めているサインと言えます。
自殺を図って助かった人は二度と自殺行為をしないとよく言われますが、これは間違った認識ととらえるのが最近の考え方のようです。リストカットしている時のみ生きているという実感がしたり、心の痛みが消えるとも言われていますが、これを繰り返す事により、どんどん傷を深くしていき、とりかえしのつかない結果を招くことになります。自殺未遂は自分をわかってほしいというサインなのですから、誰かが真剣に向き合ってやらない限り止めることはできません。とにかく聴く事が周囲の者の心構えであると言えます。
また、最近になって、企業でもストレスマネジメントとかメンタルヘルスケアというような分野を担当する部署を設けているようですが、医師だけにまかすのではなく、社会学、心理学、教育学、法律、経済などの多方面からも緊急に対策を立てる必要があります。その際、エスパワーのようなユニークな企業もあるので、企画立案の参考にされたら良いと思います。

洗脳・呪縛・迷信コラム5.「痛い時には鎮痛剤?」

痛みは切り傷、捻挫、腰痛、頭痛、生理痛、内臓痛など多岐にわたっていますが、共通な事は「痛みは身体の異常を知らせる大事な警告反応である」ということです。
ただ安易に鎮痛剤を使用するということは、患部から神経・脳へとつながる流れのどこかを遮断してブロック・マヒさせるにすぎず、痛みを感じないために、より大きな負荷をかける結果、身体の故障部分が破壊され、再起不能という事態も起きているのです。
また、鎮痛剤を連続使用していると交感神経が緊張し、活性酸素が大量発生して組織破壊が進んでしまいます。
従来、痛みの原因の説明として「・骨がずれている・神経が圧迫されている・変形している・すりへっている」からなどと言われてきました。しかし、「・ヘルニアの人でも健常者は多い・圧迫している神経支配領域と痛みの場所が異なる・痛みの場所がよく変わる・誘因なく痛みが始まることが多い・神経ブロックが効かないことがある」などの実態から、痛みの原因は、骨折、悪性腫瘍、感染症などの器質的異常によるものは少なく、ストレス情動、痛みの記憶、条件反射、自律神経、内分泌などの機能的(生理的)異常によるものの方が主で、交感神経緊張による発痛物質が関与しているという説が有力になっています。要は警告反応の意味を見つけ、その根本原因を除去していくことが大切です。

イソフラボンの基礎知識

最近、いろいろなサプリメントに添加され、よく聞く「イソフラボン」。特に女性向け商品での宣伝が目立つ。どんな成分で、体にどう作用するのかよくわからないという人も案外多いのではないでしょうか。
Q.そもそもイソフラボンって何なのでしょうか?
A.大豆、アルファルファ、ヤムイモ、葛の根、クローバーなどに含まれるフラボノイド(*1)の一種。特に大豆胚芽に多く含まれます。欧米では、日本人の長寿は大豆イソフラボンによるものとして研究しています。女性ホルモンのエストロゲン(*2)と同様の作用をすることから植物エストロゲンとも呼ばれています。
(*1)フラボノイド:植物に含まれる色素成分の総称で、主に野菜や果物などから多く発見されています。フラボノイドは、大きく分けてフラボノール、イソフラボン、カテキン等に分けられます。
(*2)エストロゲン:卵巣、胎盤で作られ、排卵、月経、妊娠、授乳などを司ります。分泌が低下すると、生理不順、不妊症となります。量は少ないが、男性の体からも分泌されています。
Q.女性向け商品に多く利用されているのはなぜですか?
A.女性ホルモンのエストロゲンが減少した場合に、イソフラボンはその替りの作用をします。
具体的に述べますと、
• 月経前症候群(イライラ、うつ、頭痛など)の緩和。
• 更年期障害(めまい、ほてり、不眠、発汗、神経障害など)の緩和。
• 美白作用、保湿性の向上、肌荒れの美容効果、バストアップ、生理不順の改善などの女性にとって重要な作用。
骨粗鬆症の予防。エストロゲンは骨から溶け出すカルシウムの量を抑えて、骨を保護します。骨粗鬆症が閉経後の女性に多いのは、エストロゲンの分泌が低下するからです。イソフラボンはエストロゲンに代わって骨形成を促進します。
などの理由があるからです。
Q.がんの予防になるという根拠は?
A.イソフラボンには、細胞ががん化するときに現れるチロシンキナーゼを抑制したり、がん細胞が増殖する際に必要な血管形成を抑制するゲニスチンという物質が含まれているからです。また、抗酸化作用のあることもがん予防に役立ちます。イソフラボンは女性ホルモンの欠乏を補うだけでなく、女性ホルモンの分泌過剰に対しては、それを抑制する方向に働きますので、女性ホルモン過剰が引き金となる乳がん予防にも役立ちます。同様にホルモン依存型の前立腺がん、子宮がんに対しても効果が働くと考えられています。
Q.動脈硬化の予防があるというのは本当ですか?
A.動脈硬化の原因である血液中の悪玉コレステロール (LDL コレステロール ) を減らし、善玉コレステロール(HDL コレステロール ) を増やすという理想的な実験結果が確認されています。
Q.イソフラボンの必要摂取量は?
A.1日 40 〜 50mg です。これは豆腐なら 100 〜 150g 、納豆なら 60g 。黄な粉なら20gに相当します。現在の日本人は 18mg しか摂取していないと推定されていますが、多く摂取しても体外に排出されてしまいます。
Q.イソフラボンに副作用はありますか?
A.イソフラボンは実際のホルモンとは違い、弱い働きをする女性様ホルモンです。薬ではなく、自然食品に含まれている成分ですので副作用はないと言われています。
Q.イソフラボンを含む健康食品を推選してください。
A.イソフラボンの活性度、体内への吸収の良さ、桁違いの抗酸化力を考慮すると、本誌で何度も紹介しているバイタリンZが候補の一つとして挙げられます。

洗脳・呪縛・迷信コラム 4.『 体温が38度すぎたら解熱剤を使え 』 2005.01

38度以上の熱のある時は、解熱剤? いえいえ、こんな時でも解熱剤は飲まないほうが回復は早いようです。38度以上のかぜは陽性で、体が要求して高熱がでるのです。すなわち、体にウイルスに対抗する抗体がないから発熱で対抗しているのです。高熱情況下では免疫細胞が活発化して、ウイルスは38度で死にはじめます。ここで、熱を下げたり、身体を冷やすのは大切な防衛手段を取り去る行為なので、ウイルスの思うつぼです。抗体は7〜10日間で出来ますので、熱は無理に下げず、自然に下がるように養生することが肝心です。
また、こんな時、食欲がない場合が多く、食べない方が良いようです。高熱が続くと、体力が落ちて回復が遅れるものと心配し、つい肉や魚(陽性食品)を食べてしまいますが、逆に回復が遅れるというのが自然派の体験的常識となっているのです。
もし、食欲があるのなら、陽性のかぜには陰性の食品が必要です。大根、白菜、しいたけ、ねぎなどの野菜スープは最高で、さらに海藻や豆腐を加えて「水炊き」にしても結構です。その後は、フトンをたくさん掛けて、どんどん発汗させれば、すぐ熱は下がります。しかし、くれぐれも着替えを忘れませんように。
自然流に治すことは、後々、免疫力が向上するというおまけが付きますので、ぜひ試してみましょう。

抗老化意識で若返る

例年のように、12月31日、厚生労働省より人口動態統計・年間推計が発表されました。
平成16年に生まれた赤ちゃんは110万7000人で、前年より1万7000人少なく、4年連続で最少記録を更新する見通しになりました。統計を取り始めた明治32年以降、過去最低ということだそうです。
死亡数は102万4000人で、2年連続して100万人を突破しました。これは昭和22年以降、2番目に多い数字です。死因は、がん32万1000人、心臓病15万9000人、脳卒中12万7000人と三大死因は例年どうりであり、合計すると全体の60%弱となります。
出生数から死亡数を引いた自然増加数は戦後最少の8万3000人。平成15年10月1日現在、日本の人口は1億2762万人で、人口問題研究所の推計では、平成18年の1億2774万人をピークに毎年減少し、「人口減少社会」が到来するとしています。
また、婚姻件数は72万5000組で、前年より1万5000組減ということです。
平成15年の平均寿命は女性85.33才、男性78.36才といずれも過去最高で、高齢化と少子化が進む人口減少時代は不可避のようです。
高齢化に伴う医療費の増加はすさまじく、厚生労働省の試算では、2004年の医療費全体32兆円のうち65歳以上の占める割合は11兆5000億円(36%)であったものが、2025年には全体69兆円、65歳以上33兆8000億円で全体の49%を占めるものと予想しています。
現在の人口統計から、65歳以上の高齢者人口と15〜64歳の生産年齢人口を比較して、「一人のお年寄りを3.4人で支えなければならない」などと悲観的に捉えられてきましたが、はたしてそうでしょうか? 65歳以上全員を非生産年齢人口として議論されているところに問題があるようです。私は常々高齢者に言うのですが「40年前の65歳であれば確かに老人と言われても仕方のない情況だったかもしれませんが、現在の65歳は八掛け、すなわち40年前であれば52歳相当の元気さなのです」と。
行政や企業は高齢者の働く場を拡大し、健康で働く意欲のある人には年齢に関係なく、仕事を続けるかどうかを選択してもらったら良いと思うのです。生涯現役ということもありうるでしょう。そのために、定年制度、年金制度、介護保険制度などをもう一度総合的に見直し、高齢化社会を支える人のより多い構造に変えうることも可能になるのではないでしょうか。
高齢者と言われてきた人の経験力、知識力をもっと活かすべきです。このことによる余裕が少子化対策に反映し、働く女性が安心して子供を産めるような行政措置が実現する可能性もあります。
65歳以上になっても生産年齢人口と見なされるためには60歳になったら抗老化対策を意識すべきです。
第一に食事は日本食中心であること。世界各国から日本食の良さがみとめられています。大臼歯の数から推測しても穀物と硬めの繊維食物は不可欠です。
第二に副作用のある医薬品は極力止め、消耗のいちぢるしい成分を補うためにもサプリメントを摂取した方がよいことは世間の潮流です。
第三は言わずと知れた筋力の維持です。
第四はメンタルの要素で、「自分は若い」という意識を持つことです。そのためにはいろいろな事に興味を持ち、大いに感動することです。このことは仕事や趣味に生きがいを見出すことに通じています。また、恋愛が若さを維持することは言うまでもありません。
第五は嗅覚の機能保持です。嗅覚は五感の内で最も原始的感覚といわれていますが、匂い分子は直接脳細胞に働きかけるので、それに感応するかどうかで内分泌機能の働きが左右されます。因みに痴呆症の初期には嗅覚機能の低下が認められる場合が多いそうです。日常生活に香りを取り入れることはお勧めです。
行政面の改善では、「身の健康教育」を低学年から行う必要があるということと、健康保険で「弱い者をいたわる」だけでなく、「頑張って努力したものが報われる」という制度も取り入れてほしいものです。