長かった激痛から逃れる(1)
茨城県 山本 真衣 さん

私は、この40歳になるまでに1日たりとも爽やかな健康感に満ちたような日は無く、毎日が身体に対する将来不安の連続でした。 ところが、与野健康プラザに通い始めてから、多くの「気付き」を与えられ、長かった薄暗いトンネルの出口にひと筋の光を見出しました。そして、明らかに身も心も変わってきました。今までの私と同じような情況の方が多くいるということを知らされ、敢えて自らの体験を報告し、参考にしていただければ幸いと思っています。私は小学生の頃から慢性的な便秘症で、10日に一度の便通は当たり前でした。

また、副鼻腔炎のためか頭痛に悩まされていて、耳鼻科に通っていました。体温は常に35度前半で、神経を使うようなイベントがあったり、テスト前になると決まって発熱しました。高校生になってから十二指腸潰瘍を患い、登校前に数ヶ月間通院するようなこともありました。今から思い起こせば、これも精神的ストレスが原因だったように思えます。ただ、その当時、私への「試練」が既に開始されているということは気がつきませんでした。19歳の時、交通事故に遭遇し、むち打ち症になってしまいました。

ここから「激痛」という辛い日々が始まりました。肩は甲羅のように硬化し、首は重くのしかかり、激痛のため、自由に動かすことはできませんでした。同時に頭痛がひどく、目は疲労のためくぼみ、目まいも度々起こしました。しかし、病院の検査結果は「骨に異常なし」。そして、治療は鎮痛剤処方のみでした。その後、痛みが和らぐことも無く、辛い日々が続きました。もしかしたら、かなり重症の難病なのではないかとも思いました。

仕方なく、接骨医院や整体院にも通い、すでに半年は経っていたのですが、割れるような頭痛は何度も起こりました。そんな時、周囲の物を手当たり次第に投げつけたくなる心境に追いつめられていました。20歳になってから、鍼灸院や幾つかの大学病院の心療内科や脳神経科にも行きました。CT、MRIなどの検査結果は異常なし。そして、通院の都度、強い鎮痛剤に変わっていったのですが、効果はありませんでした。ここでも原因不明の難病ではないかしらと内心考えていて、不安は絶頂に達していました。

そして、日常生活にすぐ疲れてしまい、立っている事さえ苦痛だったのです。27歳で第一子出産。31歳で第二子妊娠。妊娠中、激症の腰痛にみまわれ、寝ていても辛く、不眠症になって悩まされました。子育て中は、腰をかがめる動作が多く、だっこや子供を連れての買い物も全て腰の負担になりました。そうかといって子供のために寝込むこともできず、苦しい日々が続きました。この時、もう子供は生めないと思いました。相変わらず、容赦なく襲ってくる頭痛には耐え切れず、少しでも効果のあると思われる鎮痛剤を探し回りました。こんな時、花粉症を発症しました。

35歳頃から、花粉症が徐々にひどくなり、喉が痛み、咳き込みも頻繁に出るようになりました。病院の薬もだんだんと強くなり、これ以上強い薬は出せないとまで言われてしまいました。漢方内科も訪れましたが、問診や脈診がなく、ただ大量の内服薬が出されただけで、効かない薬が溜まる一方なので、回復しないまま通院を止めました。また、この頃も頭痛と便秘はひどく、冷え性でも悩まされていました。とにかく疲れ易く、買い物をして帰ってきても台所に立つ体力がありません。

また、家の外では明るく、元気に振舞っているので、家に帰ると疲れがドッとでるような情況が続きました。自分は怠け者だから、そして精神的に弱いから動けないのであると自分自身を責め、いつも気がめいっていました。39歳、車の事故を起こし、左肩を痛め、買い物袋も持てなくなってしまいました。整体院の治療で左肩と頭痛がだいぶ良くなってきましたが、相変わらず腰痛はひどく、痛みの範囲も次第に広がってきました。なぜ自分だけ、次から次へと激痛にみまわれるのか?やはり、原因不明の難病なのだろうか?それとも自分が精神的に弱いからなのだろうか?今までの治療法のどこが悪いのだろうか?これらの疑問は、与野健康プラザを訪問することによって、徐々に解明されていきましたので、後ほどお話したいと思います。

2008.1.17.与野健康プラザを訪問しました。まず、最初に良導絡測定を行って、そのデーターを基にして問診をした後、全身の触診を行いました。施術は手技が中心で、伸張と緩和を繰り返すという独特な方法でした。全身の硬縮組織を緩和した時点で第1回の施術を終えました。帰宅後、全身の緊張が溶け出していったような感覚がしました。そして、驚いたことに、薬を服用しなくても、あのお通じがあったのです。それから、一日おきにお通じが続いています。

少しづつですが、自分の改善を素直に喜んでいますと、益々良い方向に向かっていくような気がしました。第2回の施術後は、体中がポカポカして、自分でも不思議なほど羽が生えたようにフットワークが軽快になり、家事も苦痛なくこなすことができました。雪の日でも、身体を冷やさないようにしただけで、痛い部位が緩和され、手足の冷えもなくなりました。そして、薬に頼らない自分の存在に、心から自信が持てるようになっていました。(次号に続く)